確定申告や節税について
フリーエンジニアが行う確定申告には白色申告と青色申告の2種類があります。節税ができるのは青色申告で、最大65万円の控除を受けることが可能です。そのための条件として「期限内に申告を済ませる」「e-Taxで申告する」の2つがあります。青色申告は複式簿記で、帳簿作成が必要です。簿記の知識が必要になりますが、最近は誰でも簡単に青色申告できる会計ソフトがあるので利用しましょう。生活費と区別するため、仕事のお金は事業用口座を用意して管理することがおすすめです。一緒にしてしまうと申告の時に区別が難しくなります。また、経費に関しては売り上げのための費用、業務上で必要な費用に限られます。例えば自宅を事務所として使っている場合、家賃すべてを経費にはできません。仕事だけでなく生活もしているからです。この場合は家賃に対して事業に使っている割合だけ経費にします。確定申告の提出期限にも注意しましょう。1月1日から12月31日までの1年間の集計は、翌年の2月16日から3月15日の間だけ申請することができます。期限を過ぎて申告を行うと税金が加算されてしまいます。もし提出を期限内に申告できなかった場合でも、税務署から通告が来る前に早めに自主的に申告をしましょう。加算が5%で済みます。ちなみに申告をしなかった場合は所得税で20%、重加算税が40%上乗せされて請求されますので気を付けましょう。仕事で最終的に赤字になる場合には、最長で3年間赤字を繰り越すことができる損失申告があり、前年度赤字で決算、今年度の所得が黒字だった場合は前年度の損失分を差し引くことができます。